Visual Studio 11のDirect3D開発者向け機能を試す

Visual Studio 11のテクノロジープレビュー版ってのが出たみたいだったので入れてみました.
MSDNのblogでは,”Enhancements for Game Development”ってところに紹介があるんですが,Direct3Dの開発者の向けの新機能がいろいろと入ったようです.
http://blogs.msdn.com/b/jasonz/archive/2011/09/14/announcing-visual-studio-11-developer-preview.aspx
動画(23分ぐらいからその話題で,25分ぐらいでデモがある)
http://channel9.msdn.com/Events/BUILD/BUILD2011/TOOL-820F
まずは,3Dモデルを表示したりできるビューワー機能を試してみました.とりあえず,BlenderからFBXとCOLLADAを出力してみましたが大丈夫でした.Blender側で設定したLambertのマテリアル設定もちゃんと持ち込まれています.
※画像はクリックすると大きなサイズになります.


続いてテクスチャビューワー.DDSファイルの閲覧.

HLSLのファイルに関しては,デフォルトでSyntax Highlightingがあるので組み込み変数などは色が変わります.

それから,今回のバージョンではHLSLを直接記述するだけでなくノードベースのグラフィカルなシェーダエディターがついているのでそれも試します.新規作成→ファイルでGraphicsというのがあるのでVisual Effect Graphを作成します.

そうすると下記のようなノードベースのグラフィカルシェーダエディターが起動します.最初は,白を出力するだけですね.

とりあえず,LambertとSpecularを加算して出力するシェーダを作ってみました.ベースとなるDiffuse Colorは青です.

で,さっきのMonkeyに適用してみるとこんな感じです.

・・・ということでなかなかおもしろそうな機能が入ってきました.この他にもPIXの機能だったものが組み込まれたりしているようなのですが,そのあたりはまだ使い方がわかっていないのでおいおいとやっていきたいと思います.
あと,今回紹介していない機能追加(たとえば,モデルデータをC++のソースにエクスポートする機能などがあったり,HLSLのエクスポートか)があったりするのでその辺もつい調査したいと思います.