MicrosoftがPIX on WindowsのBeta版を公開しています.PIXはDirectX開発者向けのパフォーマンス分析のツールです(デバッグという観点でいうとVisual Studioに付属するグラフィックス診断の方が良い場合もあります).
PIX on Windows (beta) released!
https://blogs.msdn.microsoft.com/directx/2017/01/17/pix-on-windows-beta-released/
PIXというとかつてはWindows版はDirectX SDKに付属していましたが,Direct3D11への対応でPC版はフェードアウトしていましたが,Direct3D12対応になって新バージョンが公開されました.
今回のバージョンはDirect3D12向け,64bit環境向けですがVisual Studioに付属するグラフィックス診断よりもパフォーマンス面の分析が優位なところがありますので使い分けになると思います.現在のところ分析結果からパフォーマンス最適化のヒントを出してくれるDr.PIXに関しては搭載されてないようです.Dr.PIXに関しては将来的に提供される可能性のある記述があるので期待したいところですね.
MicrosoftのDirect3D12のサンプルもこれに合わせてPIXのマーカー対応になっています.
https://github.com/Microsoft/DirectX-Graphics-Samples
PIX on Windowsに関しては近いうちに使い方や機能を紹介した記事を書きたいと思います.